やわらかテック

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話題のコグナビ転職(cognavi)を使ってみた感想

よく「エンジニア」というキーワードと関連して検索されている単語をGoogle広告で見ています。
最近「コグナビ」というキーワードが頻出していることに気づきました。「コグナビって何だろう?」と気になったので調べてみると、2019年頃にリリースされたエンジニアをメインターゲットにした主に理工系向けの新卒・転職サービスでした。LPには長澤まさみさんやガンダムにシャア・アズナブルが起用されており気合いを感じます。

エンジニアの採用は「コグナビ」 | 株式会社フォーラムエンジニアリング

コグナビの特徴としてスキルツリーによるマッチングというコンセプトがあり、自身が入力したスキルをツリー化してくれます。一例をあげると、プログラミング言語の下にC言語やJavaが紐づくというような感じです。

もしかしたら今後、お世話になるサービスかもしれないのでコグナビを少し使ってみました。
結論としては売りのスキルツリーの操作感が非常に悪く、使いづらかったです。

会員登録とスキルツリーの作成まで

転職サイトでよく見るフォームから基本情報やスキルの入力をし終えると、無事に会員登録が完了します。

ここまで完了してコグナビに掲載されている求人情報の確認、スキルツリーの詳細の編集が可能になりました。
会員登録が完了する前に画面に表示されるスキルツリーが以下のようになっており、非常に圧迫感を感じます。自分はそれほど多くのスキルを登録したわけではありませんが、画面が見切れてしまいました。

スキルツリーを売りにしているサービスですが、よくあるツリー描画のライブラリを使っただけのような完成度だったので期待を裏切られた感があります。

スキルツリーの編集

スキル登録後のスキルツリーの編集も試してみます。
すでに嫌な予感がしていたのですが、編集画面に遷移して予感が的中してしまいました。

スキルツリーがでかすぎて、どのスキルがどこにあるのか全く分かりません。
仮にRubyのスキルを編集しようとすると、このスキルツリーからRubyを探し出す必要があります。
左に「検索」ボタンがあって、登録しているスキルを調べるとスキルツリーの該当箇所に遷移してくれるのが救いですが、非常に操作感が悪いのは言うまでもありません。

また、表示されているスキルツリーが謎に3カテゴリーに分類されていて、どのスキルがどのカテゴリーに属しているものなのか分からないのも辛いです。画面に表示されているツリーを編集するのかと思いきや、3カテゴリーそれぞれに対応するスキルツリーを編集するとメインのスキルツリーに反映されるというのもよく分かりません。

そもそもWEBアプリとツリーは相性が悪い

過去にチャットボットのシナリオを自由に作成可能なWEBアプリケーションの実装をしたことがあります。
その際にスキルツリーと同じようにツリーを画面いっぱいに描画するという対応を行いました。編集は頑張ってスクロールして該当のシナリオを見つけてもらって...とコグナビと似たものだったと思います。

その時から思っているのですが、そもそもWEBアプリケーションとツリーの描画は非常に相性が悪いです。
WEBアプリケーションでは画面サイズに制限がありますが、ツリーの描画は左右に無限に広がるため余裕で画面が見切れてしまいます。となると下方向にスクロールさせたいと考えますが、ツリーの場合、直感的ではなくなってしまうため下スクロールとの相性が悪いです。

結果的にリッチなUIにする・画期的な方法がなければ、ツリーを採用するメリットはありません。
それこそFigmaぐらいの操作感がないと厳しいと思います。

最後に

今回は話題のコグナビ転職を使ってみましたが、売りのスキルツリーの操作感が非常に悪かったです。
コンセプト自体はとても面白いと思うので、スキルツリーの操作感が解消されれば、もっと良いサービスになると感じました。これからに期待です。

CMには赤くて3倍の人も出演していました。

またコグナビに掲載されている求人はどちらかというと長年の実績があるような企業が多かったです。
愛知県でマッチしたのはC#やJavaで募集をしている企業でした。

P.S

この記事を公開しようと思った矢先、まさかのサービス終了メールが...。

掲載されている求人数が少ったかったのも納得です。お疲れ様でした。