ロジクールのイェティXはとんでもない高性能マイクだった

一週間前にロジクールのBlue Yeti Xというマイクを購入しました。
今まで通話にはiPhoneに付属してくるイヤホンマイクをずっと愛用しており、音質には全くこだわりがありませんでした。むしろ、iPhone付属のイヤホンマイクで十分だと思っています。

ただリモートワークでの音質向上、今後、ライブ配信なんかもしてみたいなぁ...と思い高音質のマイクを探していたところ、多くの方がオススメしており、レビューの評価も良いロジクールのBlue Yeti Xを選択しました。
元々はBlue Yetiを購入する予定だったのですが、最終的にはBlue Yeti Xを購入することにしました。

今回はBule Yeti Xを一週間ほど使ってみた感想・レビューを書いてみようと思います。

音質が半端ない

まずは下の2つの音声を聴き比べてみてください。
僭越ながら「川端康成 『雪国』」の冒頭の一文を、iPhone付属のイヤホンマイクとロジクールのBlue Yeti Xでそれぞれ録音してみました。 滑舌悪いのはお許しください。

国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。夜の底が白くなった。信号所に汽車が止まった。

iPhone付属のイヤホンマイク

ロジクール Blue Yeti X

これは驚きました...。
今まで何のこだわりもなかったのですが、マイク1つで音質がこんなにも変わるんですね。
iPhone付属のイヤホンマイクで録音した音声も十分な音質ですが、Blue Yeti Xで録音した音声はよりクリアで雑味が取り除かれています。 まるでASMRの音声のような深みを感じます...。

設定が優しい

今回はマイクに対して、細かく設定や調整を行っていませんが、ロジクールのBlue Yetiシリーズは公式アプリLogicool G HubとBlue VO!CEを設定することで、自由に音質やエフェクトを設定することができます。
この手のアプリはMacでは対応していないことが多いですが、WindowsとMacどちらのOSにも対応しています。

ロジクールG HUBアドバンスト ゲーミング ソフトウェア、RGB & ゲームプロファイル

設定可能な項目がたくさんあり、ぶっちゃけ何をいじればいいのか分かりませんがロジクールがいくつかプリセットを用意してくれているのが非常にありがたいです。自分は声が低いので「低音を強くする」を選択しています。

他モデルとの比較とBlue Yeti Xの購入理由

Blue Yetiシリーズは2023年9月現在で3つのモデルが販売されています。

モデル名 サンプルレート ビットレート 指向性
Blue Yeti Nano 48kHz 24bit 単一
Blut Yet 48kHz 16bit 単一・双方・無・ステレオ
Blue Yeti X 48kHz 24bit 単一・双方・無・ステレオ
  • サンプルレート(Hz): 1秒間に何回サンプルを取るかを表す値であり、高いほど滑らかな音になる
  • ビットレート(bps): 1秒間にどれだけのデータ量を扱えるかの値であり、大きいほど音質が良くなる
  • 指向性: マイクがどの方向から音を拾えるかという特性

3つのモデルを比較してみると、サンプルレートはどのモデルも同じく48kHzです。
しかし、ビットレートはBlue Yetiのみ16bitとなっており、Blue Yeti NanoとBlue Yeti Xに関してはビットレートが24bitでした。 音質だけで選ぶのであれば、Blue Yeti NanoでもBlue Yeti Xであっても、変わりはありません。

ただ、自分の場合、同居人と配信をしようと思うと、二人で多方向からマイクに向かって話しかける場面が想像できます。 となると単一指向性のみのBlue Yeti Nanoでは厳しく、音質が良くて指向性がマッチするBlue Yeti Xを選択しました。

サイズ感について

試しにモニター(31.5インチ)の横にBlue Yeti Xを置いてみました。
こうしてみるとスターウォーズに登場するスカウト・ウォーカーのような見た目です...。
Blue Yeti Xは縦に28.9cm、重さはスタンド含めて約2kgあるので、なかなかの存在感があります。

付属のスタンドで安定するのか心配でしたが、重量感があって安心して使えます。
机が軽く揺れる程度では、倒れる様子もありません。

インタフェースが美しい

主にBlue Yeti Xが提供しているインターフェイスは以下の3つです。

  • 音量調整(多機能スマートノブ)
  • ミュート(多機能スマートノブ)
  • 指向性切り替え

さすが、一番高価なモデルなだけあってインターフェイスが追求されており、高級感もあります。
表面には多機能スマートノブがあり、音量調節とマイクのON / OFFを切り替えることができます。

公式サイトにはミュート方法について記載がなかったのですが、多機能スマートノブを押せばマイクのON / OFFを切り替えることができました。 音量に合わせて多機能スマートノブのLEDが光るため、音量が適切かが一目で分かるのも地味に嬉しいです。

裏側には指向性を切り替えるボタンがあります。
ややアイコンが小さく、それぞれが何を示しているかが分かりにくいなと感じましたが、自分の場合、ほぼ双方で固定なので不便さは感じていません。

左から以下の指向性に対応しています。

  • ステレオ
  • 無指向性
  • 単一指向性
  • 双指向性

最後に

久しぶりにガジェットを購入しましたが、買ってよかったです。
今まで音質に全くこだわりがなかったのですが、マイク1つでここまで音質が変わるのか...と驚かされました。
どうもオーディオには取っ付きにくいイメージがありましたが、ロジクールは初心者にも優しくて、設定のカスタマイズがアプリから簡単にできました。また、インターフェイスが洗礼されているのも素晴らしかったです。

マイクの購入を検討している方、Blue Yeti Xが気になっている方の参考になれば何よりです。
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