Xでこのツイートを見た瞬間に、雷に撃たれたような衝撃を受けました。
「個人的には」「技術力がないからエモに走るのは止めたい」とは思っていて、求められたとき以外は技術の話をするように心がけています。
— songmu (@songmu) 2024年7月16日
エモい話...過去の自分を振り返ってみると重要な場面やエンジニア同士の会話で、自分はエモい話をしばしば話題に選択する癖があるんじゃないか?と心当たりがありました。その理由がツイートに書いてあるように「技術力がないから」というのが、あまりにも的を得ており他人事とは思えずドキッとさせられたのです。
なぜエモい話を選択するのかというと、比較的に誰とでも共通の話題になりやすいからです。
技術力がなくても話せるので「好きな食べ物はなんですか?」ぐらいの安牌な話題なんだと思います。
自然と技術の話題を避けてしまっていた
自分よりも優れた技術力を持つ方との会話や雑談で、自分が技術の話題を避けていたことに気づきました。
なぜ避けていたのかと振り返ってみると、先のツイートにあったように自身の技術力のなさを自覚していること、自信がないことが要因です。自分の技術力に自信があるのかと問われれば「...ないとも言えないが、高みに到達してはいない」という正直な自覚はあります。
つまり、自身の無知を晒すこと・相手から間違いを指摘されることを恥だと恐れていました。
結果的にダメージを負う確率が低いエモい話題を選択してしまっていたのだと思います。今までマサカリを投げられたりと辛い思いをした経験が積み重なり、防御的な振る舞いをするようになってしまっていました。
ヘンリーに転職する前は、技術の話題をする機会がないことを嘆いたのですが、今になって思うと自分の目的(技術の話題をしたくない)を達成するために自分がそういった選択をしていただけのことでした。
自分から技術の話題を振れば良いだけのことであり、カンファレンスや勉強会、LTをする機会はありがたいことに多く提供されています。環境が要因であることは否定できないものの、その中でそういった選択をしていた自分が恥ずかしいと反省しています。
これから
記事中では過去形を使って書いているように 今はエモい話は極力しないように意識しています。
やはり、技術者らしく技術の話題を積極的に選択するようにしたいです。もちろん、いつでも誰ともそういった話題を選ぶわけではないのですが、どんどん恥を書いて無知を自覚して、知識として吸収していきたい。
過去に同僚だったTさんは、息をするように技術の話題を自分にしてくれました。
単に話したいことを話していただけだと思うのですが、彼の純粋な好奇心を改めて見習っていきたい。