最近のことですが、コードを全く書かない・書こうと思わない日がやってくることに気づきました。
新卒で現職に就いてからこんなことを感じたことはほとんどなかったので、自分でも驚いていますし、本当にショックです。ついに自分にも無気力期間がやってきてしまったか...と現実を受け止めつつ、なぜそうなってしまったのか振り返ってみようと思います。
そして「コードを書かない?そんな日があってもいいじゃない」という言葉を自分に送りたいと思います。
なぜコードを全く書かない・書こうと思わない日がやってくるのか
僕は大学3年生の時からプログラミングを書き始めました。
少しでも早くスキルを身につけて先輩たちに追いつきたい、あわよくば追い越したい、手に職をつけたい...と思いがむしゃらに取り組んできました。過去の異常なやる気と勢いによって、今があるんだなぁと感じています。
しかしながら状況も変わり、切磋琢磨していた仲間は別の環境に旅立ちました。
ある程度、スキルを身につけた結果、今の自分は「何をすれば良いんだっけ...」というプラトーな状態なのかもしれません。
また、業務で以前のようにコードをガンガン書く機会が減りました。
参加しているプロジェクトが成熟し、ありがたいことにお客様も増えたので、開発に慎重にならざるを得ず、コードに変更を加える際はドキュメンテーション、設計...と数多くのレビューポイントが存在するため、コードを書くまでにやることが非常に多くなりました。
結果として「コードを書かない日」というのが発生しやすくなりました。
最初は違和感や謎の罪悪感を感じていたのですが、次第にそれが普通なんだと思えてくるのです。非常に怖いですが、今の自分はそういう状態なんだと思います。
言い訳せずにやれ
...はい。結局のところ、自分の惰性が原因なんですよね。
業務でコードが書けないからコードを書けないなんてのはただの言い訳ですね。影響があるのは事実なんですが、それを理由にしてサボる自分になりたくはありません。
世界的に有名なあのjQuery
の作者であるJohn Resig(ジョンレシグ)さんがWrite Code Every Dayという記事を自身のブログに投稿しています。
内容はタイトルの通り「毎日コードを書こうよ!」というものです。
実際にJohnさんのgithubを見てみると2013年から2017年の間、毎日コミットしていることが分かります。実際には細かいルール(eg: 0時までには書くこと)があるみたいです。
なので、こんな記事を書いている暇があるならコードを書けよ!ということですね。猛省...ッ。
でも、コードを書かない日があってもいいじゃない
最近、高校時代からの友人がエンジニアにキャリアチェンジしました。
彼はやる気に満ち溢れていて「少しでも早く経験を積みたい!」とよく口にしており、技術書を何冊も購入して自己研鑽に励んでいました。
しかし、エンジニアとして勤務しているにも関わらず、実際には別の業務を担当しているようで彼のやりたいことが出来ていない現状があります。
また、その状況がいつまで続くのかが分からないため「このままでいいんだろうか...」と口頭で話を聞きました。
「いつまでこの状況が続くのかが分からない」という不安は心理学者のフランクルが説明しているように人間にとって、とても大きなストレスになります。
業務時間も長く、モチベーションも下がり最近は全くコードを書けないという話を聞いて、今の自分に近いものを感じました。 しかし、彼との会話を通じて熱いものを感じました。翌日になって自分がコードを自然に書いていることに気づきました。
ときには足を止めて振り返り、人と話してみること。自然を感じてみたり...と息抜きや気分転換も長続きをさせる上で非常に重要なんだと思います。だからこそコードを書いていないことに罪悪感を感じるばかりではなく「そんな日があってもいいんじゃないか」と自分の弱さを受け入れることも悪くないのかもしれません。
ただ、言い訳をせずに真摯に自分と向き合っていきたいなと思いました。