やわらかテック

興味のあること。業務を通して得られた発見。個人的に試してみたことをアウトプットしています🍵

無知であることを体験することの重要さ

最近、みなさんは全くやったことがない・知識がなかったことを新しく始めたりされているでしょうか。

僕は先日、同居人と人生ではじめてのキャンプに行きました。
といっても、テントin寝袋で泊まるような立派なものではなく、タープを立てて簡単な食事をしながらのんびりした時間を過ごすデイキャンプを行いました。今の時期は暖かくて本当にキャンプ日和だなぁと思います。

キャンプをはじめた理由

突然、キャンプを始めた理由としては、お互いエンジニアかつリモートワークでずっと家にこもっており「何か自然を感じられることがしたいね〜」と考えた結果、「キャンプが良いんじゃないか?」と決定したからです。 防災用品を揃えたいという話もあったので、ちょうどよかったです。
一通りの道具(テナント・寝袋・タープなど)は昨年度の12月頃に一式揃えたのですが、冬真っ只中でキャンプ初心者には少し難易度が高そうなので春までキャンプはお預けにしていました。

気づいたらsnow peakだらけ

無知を思い知る

そして先日、ようやく念願のキャンプに行ってきた訳ですが、想像通りにできたことが何一つありませんでした...。 大袈裟に言ってみれば大自然に突然、投げ出されて「何とかしてね」と言われているようで、キャンプを通じて自分が無知であるということを嫌になる程、体験することになりました。

youtubeでキャンプをしている動画やブログなどを参考にして事前知識を入れて行ったつもりだったのですが、いざ現地についてみると何から始めていいのか、よく分かりませんでした。
テントを設営しようとしたら、グランドシートを敷き忘れていたり、なんと、テントのポールを忘れてきてしまったりと初動の計画は全て上手く行きませんでした。その後、タープを建てようと思ったものの、立て方が分からず。小枝を集めて焚き火台で火を起こそうと思ったら、全くつかず...。

1時間ぐらいチャレンジしたものの、火はつかない😭

こんなにも自分は無知で無力なのかと情けない気持ちになりました。
現代の人間は文明の利器がなければ、火一つ、自分の力では起こせないのだと思い知らされました。普段の生活のありがたさを実感しました。

圧倒的ッ!! 文明の利器ッ!!

無知だからこそ学びがある

本当に失敗だらけで、こんなにも上手くいかないのかと思い知らされました。
キャンプを通して「無知であることを体験することの重要さ」を非常に感じました。自分は火の一つも起こせないくせに、日々、謎に鼻を高くして生きていることが恥ずかしくなりました。

仕事でも同じです。すでに6年近くの時が流れており業務にも随分と慣れているため、日々、自分が無知であることを体験することはほとんどありません。とはいえ、新卒だった頃やプログラミングを始めた頃は毎日、無知であることに打ちのめされていたものです。

www.okb-shelf.work

いつの間にか、自分は無知であることを体験する機会を失っていたことに気づきました。
キャンプでは無知であることを素直に認め、どうしたら今の状況が少しでも良くなるのかを考える時間を過ごすことができました。そりゃ、どうにかしないとキャンプ場でご飯は食べられないし、快適な環境を得ることができないので必死だった訳です。

自分が無知であることを認め、カイゼンするためのアクションを考えることが本当の学びを生み出すと思います。

別にキャンプをしろと言っているわけではない

誤解のないように言っておきますが「キャンプに行って無知であることを体験してこい」と、キャンプを推奨しているではありません。もちろん、キャンプは素晴らしいものなので、ぜひ行ってみて欲しいのですが本質は「無知であることを体験する」という点です。僕の場合は、たまたま無知であることを体験したのがキャンプだったというだけです。

体験する分野は別に何でも良くて、普段Rubyを書いている人であればelixirを書いてみるだとか、技術書ばかり読んでいる人は哲学書を読んでみるとか...そういうレベルの話です。
無知であることを積極的に体験できていない人ほど、何もしていない印象があります(自分への自戒を込めて...)。どんどん無知であることを体験して、恥をかいていきましょう。

最後に

いかがでしたでしょうか。
今回は「無知であることを体験することの重要さ」について記事を書きました。まさか軽い気持ちで行ったキャンプでこんな素晴らしい体験ができるとは思いませんでした。
何も分からず四苦八苦していると隣のフィールドからはBBQのいい匂いがして、惨めな気持ちになったものの、自然の太陽の下で苦労して食べたカップラーメンは本当に格別でした。これからもどんどん、無知であることを知り、恥をかいていこうと思います。

少しでも「ええな〜」と思ったらイイネ!・シェア!・はてなブックマークを頂けると励みになります。