やわらかテック

興味のあること。業務を通して得られた発見。個人的に試してみたことをアウトプットしています🍵

アウトプットの達人・伊藤淳一さんは人助けの達人だった

昨日、社内の公開勉強会であるMeets Professionalになんと!あの伊藤淳一さんにご登壇を頂きました。

n2i-engineer.connpass.com

MeetsProfessionalとは活躍されているプロフェッショナルな方々をお招きし、これからのキャリア、ビジネス論、仕事の考え方、組織論などを教えてもらう勉強会です。伊藤さんといえば、Qiita1位、チェリー本、読者数2000人越え...とアウトプットの達人としてエンジニアでは知らない人はいないのではないかという方です。

(※使えるRSpec入門・その3「ゼロからわかるモック(mock)を使ったテストの書き方」 - Qiitaがお気に入りです🙏)


自分も技術ブログを5年ほどやっていて、伊藤さんのようになれたなら〜とぼんやりした憧れがありました。
気軽な気持ちで社内アンケート「次のMeets Professionalで誰を呼びたいですか?」に伊藤淳一さん(絶対無理だろうけど...)と回答したら、まさかの実現...!

Qiita 1位のアウトプットの達人が語る、良質な技術記事を量産する秘訣」というテーマで講演を頂いたので、自分も同じようにブログ・技術ブログを書いている方に向けて、内容をまとめつつ、自分の感じたことを書いてみようと思います。

結論: 伊藤さんの考え

伊藤さんがなぜ、記事を書いているのか。
それは「みんなで知見を共有して世界をよくしていきたい」という素敵な考えからでした。当時、謎のエラーが出て困った時にインターネットで見つけた記事を参考にしたところ、無事に解消できた経験から、インターネットへの恩返しとして記事を書き始められたそうです。

1人でも読んでくれた人が「助かった、ありがとう😭」と思ってくれれば、それで良いとのこと。このモチベーションがあると...

  • 勝手に手が動いて続けられる
  • 嘘をつけない・分かりやすく書くためにめちゃくちゃ調べる
  • 分かりやすい記事 = 読者目線の記事を書く
  • めちゃくちゃ調べたので詳しくなる
  • 感謝される
  • 徐々に認知される、フォローされる

伊藤さんの根底にあったのは「助かった、ありがとう😭」という人助けの素晴らしい考えでした。
有名になりたいから、お金持ちになりたいからというのは全くの見当違いでした。

speakerdeck.com

自分のモチベーションは何か

伊藤さんの話を聞いて「なんで自分は記事を書いてるんだっけ?」と改めて考えてみました。
そもそも技術ブログを始めたのは、 とある勉強会にて「そんなことも知らないの?」とマサカリを投げられまくり非常に悔しい思いをしたからです。「こいつより強いエンジニアになりたい」という気持ちからアウトプットをすれば知識・知見が付いてくると思い技術ブログを始めました。

今も記事を書いているのは読者のためというよりかは自分のためです。
「調べたこと、体験したことを記事にすることで自分の知識のレベルを上げたい」という思いが根底にあり、ぶっちゃけると「有名になりたい、多くの読者に読まれたい」という気持ちもあります。

本当にこれで良いのか

しかし、自分のこのモチベーションは伊藤さんから言わせれば「目的と結果が逆!!🙃」の状態です。
なんで続けられているのか、自分でもよく分かりません。 ただ、ずっと見えない敵と戦い続けているような...そんな感覚があります。
「強くならなきゃ...強くならなきゃ...」という不安が自分を動かしているのかもしれません。ただ、こういったモチベーションでは続きませんし、いつかきっと疲れてしまうだろうと思います。

  • 読者のために
  • 1人でも助かったと思ってくれたらそれでいい

という伊藤さんの考えを聞いて自分のモチベーションが恥ずかしくなりました。自分は伊藤さんが狙って有名になったとか、ネタを選んでいるのだと勘違いしていました。そういうことではありませんでした。

読者のために書いてみよう

自分が書いた記事の中でPVが多い記事があります。
改めて見てみると、そういった記事は自己満足の内容ではなく誰かの困った・悩んだを手助けする記事でした。やはり「有名になりたいから記事を書く」のではなく、読者のための記事を書いていると徐々に有名になっていくという伊藤さんのおっしゃる通りだと痛感しました。

これからは読者のために向けた記事を書いていこうと思います。この記事も自分も同じように「強くならなきゃ...」と焦りながらアウトプットをしている誰かの助けになってくれると嬉しいです。

最後に

素晴らしい講演を頂いた伊藤淳一さんには感謝の言葉しかありません。
まさか本当に登壇を頂けると思っていなかったので「伊藤さんOK出たよ」と聞いた時は本当に驚きました。 これからは自分の知識を深めるアウトプットもいいけど、読者のための誰かの困ったを助けられるような記事を書くことを大切にしようと思います。

2月17日にはSoftwareDesign 2023年3月号に寄稿された伊藤さんの「【第2特集】ロードマップ付き 理想のキャリアパスを歩むための ITエンジニアスキルアッププログラム」が掲載されるそうなので、こちらも読めるのが楽しみです。

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