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「書籍を読むのは苦手...」という方でも大丈夫です。時間は45分と少し長めですが、著者の岡田斗司夫さんが自身のyoutubeチャンネルに解説動画を投稿されているので、そちらからご覧ください。
「いい人戦略」ってどんな戦略なのか
一言で言ってしまえば「いい人になろう!」という戦略です。
ここでいう「いい人」というのは誰からも好かれるような敵を作らない人のことを指します。ただし、心からのいい人になれという訳ではなく、周りの人から「〇〇さんは、良い人だよね」とお墨付きされるような人物になればOKです。
いい人戦略を自然に行なっている人の特徴としては、争いを嫌い、人付き合いでトラブルを起こしたくない人が該当するそうです。 自分の事を棚にあげる訳ではありませんが、自身はHSP気質な面があり、昔から人の顔色を伺って生きてきました。
人との間にトラブルを起こしたくないというのが正に自分が目指すべきところであり、「いい人戦略」というこの書籍の内容が非常に刺さりました。
※いい人ではないけど、吉良吉影の考えには通ずるところがある...
いい人を求めている事例
近年では「いい人」を組織、採用において非常に重要であることが企業の実態から明らかになってきました。
エンジニアリングにおいて世界を代表する企業である、GoogleやFacebookなどでは日々、優秀な人物の採用を行なっております。彼らの採用基準としては博士課程を卒業していること、優秀な経歴を持つことなど...と勝手に超一流の人物しかジョインすることが出来ないと思い込んでしまいますが、実際に彼らが求めている人物像というのは「good natured person(いい人)」だったそうです。
※こちらは本書「いい人戦略」からの出典です。Google・Facebookから公式に発表されている資料は確認出来ませんでした。
なぜ「いい人戦略」が今の時代に有効なのか
「いい人が求められているのはそりゃそうでしょ。でもいい人は損をするんじゃない?」と私はずっと思ってきました。
誰にでもいい人面をした結果、付き合いたくもない人と時間を共にしたり、やりたくもない事を押し付けられたりと色々と痛い目に遭ってきました。「あぁ、ハッキリと断ることが出来たらなぁ...」と何度、思ったことか。本書を読む前の私は「いい人」であることに対して否定的な立場にいました。
しかし本書には「いい人であることが最強の戦略だ」と意見が述べられています。自分の言葉で特に印象に残った内容をまとめてみました。
今までの時代は実力やお金がモノをいう貨幣経済社会だった。
しかし、インターネットが広まったことで評価が誰からも見られるようになった。
単純に高いだけのものよりも評価が良いもの(eg: アマゾンのレビューの星が多いもの)を買った方が良いし、実力があっても、性格が悪いと噂の人と は付き合わない方が良い...という様に現代は評価において行動や意思を決定している。
つまり評価によって経済が成されているため、評価経済社会といえる。
これは人にも同じことが言えます。「いい人」であった方が良いことは上記からも明らかです。
いい人の周りにはいい人が集まってきます。インターネットを使うことで、良い人とも繋がりやすくなりました。いい人が集まれば、結果的にストレスも減っていきますし、いい人同士であれば、トラブルが発生する可能性も低いでしょう。
ここで紹介したのは「いい人」のメリットの一部です。他にもシェアすることやお金がオワコンであることなど、さまざまなトピックが紹介されていました。
最後に
今まで自分がいい人面をすることが大嫌いだったのですが、本書「いい人戦略」を読み終えて「いい人であることも悪くはないかも」なと思うことが出来ました。戦略的に「いい人」であることで、現社会を駆け登っていくという意思が強い人にもオススメの書籍ですが、自分のようなHSP気質で人の顔色ばかりを伺っているような方にこそ、ぜひ読んで頂きたい書籍でした。
今なら無料で読むことができるので、ぜひ読んでみてください。